池袋本店の新春催事は「北斎」。国内外で関心、評価が高まる「日本の伝統」をクローズアップします。浮世絵師として世界でも抜群の知名度を誇る「葛飾北斎」。90年の生涯で3万点を超えた作品の中でも、最も評価が高いのが、日本各地から眺める富士を描いた「冨嶽三十六景」。
日本の象徴として愛され、めでたい景色としてさまざまな芸術作品に描かれてきた富士山に北斎がどんな解釈を加え、どこから描いたのか。最新のデジタル・リマスタリング技術により再現されたリ・クリエイト(複製画)だからこそできる展示方法、内容により、北斎と「冨嶽三十六景」の謎と技に迫る、ファミリーや海外からの旅行者にもお楽しみいただける展覧会です。

 

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏

■会場:本館7階(南)催事場
■会期:2019年12月27日(金)~2020年1月6日(月)
※12月31日(火)は午後7時、1日(水・祝)~3日(金)は各日午後8時まで、最終日は午後4時閉場
※入場は各日閉場時間の30分前まで
■入場料:一般500円 大学・高校生300円(中学生以下無料)
※学生は、学生証のご提示が必要です。
※クラブ・オンカード、ミレニアムカード会員は、カードご提示でご優待料金300円(大学・高校生の場合は200円)にて入場いただけます。
※障がい者手帳各種ご提示で、ご本人さまと同伴1名さままで無料でご入場いただけます。
■主催:北斎リ・クリエイト展実行委員会、西武池袋本店
■後援:豊島区、豊島区教育委員会 ■監修:福岡伸一(生物学者)
■協力:株式会社高橋工房、早稲田大学×横浜国立大学AEゼミ(大泉義一研究室)
■企画:株式会社木楽舎

  • 冨嶽三十六景が勢ぞろい

最新のデジタル・リマスタリング技術で180年前の色彩を追求し、再創造した「冨嶽三十六景」全46作品を一堂に展示します。経年による劣化で失われた微妙なぼかし表現やベロ藍(プルシアンブルー)の鮮やかさを再現できたのもリ・クリエイトならでは。現代の「ちかめ」(顔を近づけて細部を虫眼鏡的に見る古来の版画や浮世絵の鑑賞法)を実現し、デジタル技術で拡大したからこそ見えてくる画師や彫師の細部へのこだわりやしかけを鑑賞いただきます。

  • 北斎が見た東京に迫る

冨嶽三十六景は江戸市中はもちろんのこと、東海道や富士山周辺など、国内のさまざまな場所から富士山を捉えて描かれました。本展では、「北斎が見た東京」と題し、冨嶽三十六景の中から、現在の東京都内で描かれた17点について、どこからその富士が描かれたのかに迫ります。

 

  • 版画の制作過程をのぞいてみよう

浮世絵の制作過程を道具も展示しながら分かりやすく解説します。

  • 北斎作品モチーフのグッズも販売

北斎の作品をモチーフに使ったポスターやポストカードなど、関連グッズも販売します。
【木楽舎】
・ポスター各種(B3サイズ/1,296円) ・ポストカード各種(190円) ・一筆箋各種(432円)
・クリアファイル各種(A4サイズ/486円)ほか

天才絵師、北斎の謎と技に大接近!
葛飾北斎は、90才を迎える直前「天我をして五年の命を保たしめば 真正の画工となるを得べし」と言い残して死んだ。天がせめてあと5年寿命を与えてくれたなら、わたしは真の画家となることができただろうに、と。
 画家の生命は、周りを額で囲まれた四角い絵の中にあるのではない。むしろ四角いフレームに囲まれた絵と絵の「あいだ」にこそある。私たちがここに作り出したリ・クリエイト・アートは、単なる複製やコピーではない。全作品、全連作を、彼の生きた時間軸に沿って陳列し、芸術作品の「あいだ」、つまり文脈を浮かび上がらせる試みなのである。このときはじめて、画家の人生の生命潮流全体が浮かび上がってくる。
 感じてほしい。北斎の作品群を一堂に集めることによって立ち上がってくる彼の躍動と潮流。それと同時に絵の細部に宿る彼の試行錯誤や苦悩、そして渇望。北斎は自分の画業に決して満足することがなかった。しかし北斎は芸術に対する希求を決して諦めることもなかった。常に学ぼうとした。どんなに年を重ねても、何か始めることが遅すぎることはないことを知っていた。Never too late. 北斎は私たちを今もなお鼓舞し続けてくれる。
 福岡伸一(生物学者/本展監修)

西武池袋本店
住所:〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
電話番号:03-3981-0111(大代表)
営業時間:10:00~21:00 *日・祝休日は~20:00(不定休)
ホームページ:https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/
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